変形性膝関節症に対する指圧でのアプローチ

変形性膝関節症に対する指圧でのアプローチ

変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)の症状

変形性膝関節症の主な症状は、膝の痛みと水がたまることです。初期は立ち上がりや歩きはじめに膝が痛む程度ですが、進行すると正座や階段ののぼり降りに膝が痛み、末期になると、安静時にも痛みがとれず、変形が目立ち、膝がピンと伸びず歩行が困難になります。

男女比は1:4で女性に多くみられ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。

やってはいけないこと

  1. 和式の生活。畳や床に正座やあぐらをかくこと。
  2. 膝を曲げた体制を長く続けていると膝に負担が掛かっていきます。
    一日では影響は出ませんが、日々の積み重ねで段々と膝に影響が出てきますので、なるべく洋式の生活をした方がよいです。

  3. 激しい運動。
  4. サッカー、テニス、バレー、ジョギング、登山など。
    立ったり座ったりの繰り返しが多い、急な方向転換やストップがある、ジャンプなど膝に強い衝撃がある運動は控えた方がよいです。

  5. スクワット
  6. 少しでもフォームが悪いと、膝に負担が掛かる運動ですので、トレーニングをしたい方は他の運動方法を行うとよいです。
    具体的には、レッグエクステンション、レッグカールなど。

しても良い運動、リハビリ

  1. 椅子に座った状態でクッションを太ももでギュッと力を入れて3秒挟むのを30回。(大腿内転筋のトレーニング)
  2. 椅子に座った状態で足用のゴムチューブやバスタオルを両膝に巻いて、足を開くのを30回。(大腿外転筋のトレーニング)
  3. 1-片脚を伸ばして床に座り、丸めたタオルまたはクッションを伸ばした方の脚の下に置きます。

    2-膝を伸ばしてタオルまたはクッションを床に押し付けるようにし、その状態で5秒間キープします。
    これを30回行います。反対の脚も同様に行います。(ハムストリングスのトレーニング)

    3-足用のゴムチューブを持っている方は、椅子に座った状態で足首と椅子にゴムチューブを通します。
    足首を90°にした状態で上に持ち上げます。これを30回。(大腿四頭筋のトレーニング)

膝が悪くない方でも、椅子に座ると足が開いてしまう方、歩く時に内股になってしまう方等も、この運動をすることによって足の位置が矯正されて治る方もいますので、そういったことで悩んでいる方も、この運動はお勧めです。

病院、クリニックでの治療

病院でX線(レントゲン)検査や、必要に応じてMRI検査などを行い、医師によって変形性膝関節症と診断されます。
病院の治療では、痛み止めの薬を処方、膝関節内にヒアルロン酸の注射を打つ、関節の可動域を良くするリハビリテーションなどが行われます。
上記のような治療で改善しない場合は、手術療法もあります。

変形性膝関節症に対する当院のアプローチ

問診によって、いつから痛いのか、どのような動作のときに痛みが出るのか、膝に限らず過去にケガをしたことが無いかなどを明らかにしていきます。
全身の姿勢を拝見し、膝に負担が掛かっていないか、負担が掛かっているならどこを改善するかを視診して、全身の姿勢の調整、指圧操作を加えて症状を改善していきます。

実際に当院では80代の方でも膝の症状の改善例がございます。

東陽町駅2分、指圧リビンにご相談を

変形性膝関節症の場合、整形外科ではリハビリの施設がある所が少なく、水を抜くということ以外では、あまり有効な保存療法が行える施設が少ないのが現状です。

マッサージ、鍼、整骨院、整体、など色々なアプローチの方法がありますが、膝の仕組みを理解している所で施術を行えば、数回の治療で膝の痛みの改善がみられることが多いです。

人工関節の手術にはどうしてもリスクが付きますので、その前に一度保存療法として試して頂くのも良いと思います。

東陽町、木場、南砂町だけでなく、江東区外からもご来院頂いております。